Source: National Geographic, Photograph by ESO |
昨夜、チェンジング・レーンという映画を見ました。好きな俳優が多数出演していましたが、いやはや・・・人々の思惑や思い込みやらが交錯して、単純なことがどんどん複雑になり、弱虫な私は、どうなることやらと神経すり減らしました(_ _;)。きれいごとでまとめず今後のチャレンジを示唆しつつも、ある程度いい結果を見せてくれたエンディングに満足しています。
映画は私たちがいかに、自分が世の中の中心であると思って生きているか、をよく表現していると思いました。
上の写真(本来このトピックとは関連のない写真ですが)で大きく光り輝いている部分は、宇宙の中心でしょうか?この写真ではそんな印象を与えます。が、もし大きな光が写真の片隅にあったら、それでも宇宙の中心に見えるでしょうか。
”私”という概念が消え、すべての概念の外側に飛び出すとき、すべてのものが空間から現れて、空間へ消えていくことに気づきます。自分が世の中を回しているのでもなければ、世の中が私を中心に旋回しているのでもないことが明白になります。中心が存在しないのです。深淵な空間に、様々なものがいっせいに起きては消え、現れては消えているだけ。規律のない、天然のダンスが踊られているだけ。
上の写真をただ眺めたら―何か意義を見つけようとしたり、分析しようとしたり、特徴を探そうとしたりしないでただ見たら、何が見えるでしょう。