アンソニー・デ・メロという、辛口トークが最高なインド人の神父さんがいました。
以下は私が大好きな彼のトークから、一部抜粋です。
”人は眠りの状態で生まれ、眠ったまま生活し、眠りの中で結婚し、眠りの中で子育てし、まるで目を覚ますことなく、眠りの中で死んでいく。 私たちが人間の存在と呼んでいるものの美しさ、素晴らしさを、決して理解することはない。
去年、スペイン語のテレビ番組で、こんな話を聞きました。
ある人が息子の部屋のドアをノックしました。
「ジェイミー、起きなさい!」
ジェイミーが答えました。
「起きたくないよ、パパ。」
お父さんは怒鳴りました。
「起きなさい、学校に行かなきゃならないだろう!」
ジェイミーは言いました。
「学校なんて行きたくないよ。」
お父さんが聞きました。
「どうしてだ?」
「3つ理由があるんだ。」
とジェイミーが言いました。
「1.つまんない、2.子供達にからかわれる、3.僕は学校が嫌いなんだ。」
それを受けてお父さんが言いました。
「なら、お前が学校に行かなくちゃならない理由を3つ挙げよう。1.それがお前の義務だからだ。2.お前は45歳だからだ。3.お前は校長だからだ。」
起きなさい、目を覚ましなさい!お前はもう大人なんだ。眠ったままでいるには年を取りすぎだ。目を覚ませ!おもちゃで遊ぶのはもうやめにしなさい。
多くの人が幼稚園から抜け出したい、というけど、信じちゃだめだよ。信じちゃだめだ!彼らは壊れたおもちゃを直して欲しいだけなんだ・・・(中略)最も優秀な心理学者ですら言うだろう。人は治療なんて本当は求めてない。痛みを和らげたいだけなんだ。治療は痛みを伴う。起きるのは気分のいいものじゃないんだ。布団の中はいい感じで快適なのに、起こされるのはイラつくもんだ。”