すっかり明けきってからのご挨拶となってしまいましたが、みなさん、良いお正月を過ごされましたか?
今年は正月の空気を求めて、テレビでNYタイムズスクウェアのカウントダウンを見守ったのに、肝心の、新年と同時にボールが落ちるとことは放映されず、”なんじゃこりゃ!!”と叫んで新しい年を始めることとなりました (^^;)。
ブログを読んでくださってありがとうございます。
今年もよろしくお願いします。
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新年初ポストは、昨年からまだ続く、トニー・パーソンズのオープン・シークレット(^^)。日本語版をゆっくり読んでいるのですが、、、
腹にドスンときました。
びっくり。
私にとっては日本語が母国語なので、英語で読むのとはやはりまた違ったインパクトがあります。
トニーというのは不思議な人で、いろんな色にあふれています。メッセージは一つでも、表現には、喜びだけであろうとかそういう作為的なものは一切なく、生命が流れるままにすべて表現するからです。すべての表現で”ある”からです。
軽やかで容赦がなく、優しくて意地悪です。
それはすべてに分離を見ていないからです。
どれが上でどれが下、どれが善でどれが悪、という観念が存在していないからです。
その独特に透明な豊かさは、ビデオや本からは伝わりきれず、私は実物は大好きですが、ビデオとかは退屈に思うことがよくあります。誰でもそうだろうけど、彼は特にギャップが大きいと思います(あくまで私見)。
そんなトニーの本ですし、ましてやまったく異なる言語を、まったく同じに翻訳することなどありえません。翻訳者を通過してそれがどんな風に変換・表現されるか、そしてさらに私というフィルターを通って、どんな風に受け止められるか、、、、私たちのコミュニケーションってやつは、他のすべて同様、とんでもない奇跡の技が起きてるわけですね。
日本語版は、トニーから表現される妥協のなさ、強靭さといった、最も大切な要素が直球で伝わる本だと思いました。
母国語の滑らかさに、気づかぬうちに引き込まれて没頭していたら、ドン、とみぞおちにキックを食らってはっと我に返りました。いや、びっくりしたー(笑)。
他の方も書いていたと思いますが、私は”はじめに”が特に大好きなんですね。初めて読んだ時はとてもショックでした。
英語の原版と並べ読みして、原書から頭に抱いてたイメージと、ひろさんの訳を比べ、じっと黙想してみたりするという、超マニアックな読み方を続けています。
ひろさん、ありがとうー!