2014年9月25日木曜日

”これだよ、これ!”

さて、今日は”それ”、の代わりに”これ”、です(笑)。つまらない言葉遊びをしているようですが・・・一応真面目です。

トニー・パーソンズをはじめとして、リチャード・シルベスタ、ジョーイ・ロット・・・様々な人が、”So....this is it!"とよく口にします。トニーはよく、トークの開口一番でこの言葉を使います。

”これ”・・・目の前にあるもの、今現実として体験しているもの、それだけがすべてなんだよ、どこかにあるかもしれない高次元の星での未来でもない、ナポレオンとして生きた過去生の話でもない、誰かが作り上げた理想の社会や人間像でもない、今、ここにある現実がすべてなんだよ。

椅子に触れてるお尻の感触、外から聞こえる車の音、頭のじんわりとした痛み・・・
そしてそのすべてを構成しているもの。

これがすべてなのに、すでにここにあるものを発見しなきゃいけない、なんてあるだろうか?そのために浄化をしないといけない、何段階もの悟りを得ないといけないなんてあるだろうか?すでに手にしているものを得るために、自分を変えないといけない、なんて馬鹿げた話があるだろうか?師をみつけなくてはならない、高名なグルに自分を捧げないといけない、なんてことがあるだろうか?

目を覚ましなさい、”こうしたらあなたも私みたいに、人生の秘密を知ることができる!”、なんて誰かの戯れ言を信じてもいいけれど、すでに持っているものを、誰があなたにあげることができるんだい?スピリチュアル・セールスマンに、お金を吸い取られるだけだよ。

・・・こんなメッセージを何年も聞きながら、それでも”目を覚ます”ことができなかったのは、目の前の”これ”、”それ”を認めることができなかったからです。

神様はかくれんぼが上手です。