2018年4月9日月曜日

指針、あるいは支え


パワフルなので、迷いがある時、そうでなくても日常ついつい聞いてしまう、
読んでしまう人たちというのが何人かいます。

ジェッド・マッケナ
ニサルガダッタ・マハラジ
バーナデット・ロバーツ

この3名は私の定番。鉄板。

最近こそあまり読まない(聞かない)けど好きなのが、

U.G.クリシュナムルティ
バイロン・ケイティ
トニー・パーソンズ

ニサルガダッタ・マハラジの場合、クラシックとされている『I am THAT』は
ずーっと持っているのになぜかあまりはまったことがなく、
いつでも開いてしまうのは『Prior to Consciousness』。
あとはYouTubeのビデオに二つほどお気に入りがあって、
それをなんども見てしまう。ご飯食べたりしながら(笑)。
(キリスト教の僧院の一部では、食事のとき聖書や聖人の言葉とか読む人がいて、
皆、無言で食事しながらそれを聞くのが規則だそうです。ちょっとそんな気分。)

ジェッド・マッケナは本当に色々な意味で助けになってますが、未だ日本語訳が
出てないんですよね。
一生翻訳など許さないのでは、と思っていたら、最近数ヶ国語に訳されている
ことを発見。もしかしたら誰かが今、日本語に訳してる最中かも?!ーだったら
すごくいいんですけど。
是非とも上手に訳してもらいたい本です(トリロジーシリーズ、3冊あります)。

翻訳なんかは特にそうですが、誰かの会話や言葉を集めて監修した本とかいうのは、
紹介している方の視線を通して見ることになるので、紹介者の目線によって、
同じ人でもまったく違う印象を受ける、というのはありますよね。

例えばマイスター・エックハルト。

ヒロさんのこの記事で読んで、その深さにすごく打たれ、ブログページを携帯に開けたままにして、何度も何ども読んでいた時期があります。歯医者さんで、お店屋さんで、空港で、仕事場で。。。

アメリカ人と話すときのために、英語のものを一生懸命探したりもしたんですが(ヒロさんに”原文を探しています”とか言っちゃって。原文はドイツ語だってーの。英語も訳だってば!恥)

そうして見たら、マイスター・エックハルトは数々の美しい、有名な名言がたくさんあって、”ああ、この人だったんだぁ。” とても有名な方でした。
だけど正直、それらの有名な名言には、心惹かれたことがなかったんですね。

ところが今回、ヒロさんのブログの影響で探していたら、これでもか、これでもか、と心に深く響いてくるものが紹介されている。私のマイスター・エックハルトの印象がガラリと変わりました。
やっぱり紹介者の視線が、大きな違いを産むんだなぁ、と実感。

じゃ大好きな、もう何年もお気に入りのジェッドの本を訳してみたらいいんじゃないの、という発想もなかったわけではないのですが、、、

怠けもんなんでしょうね。
残念ながら、そういう風にcut outされていないようです。
(cut outはそんな形に切り抜かれていない、つまり向いてない、って意味です。)

”目覚めた人間の多くは、ただそのまま人生を生きていく。
それを表現すべく、労を尽くす者は稀だ。
鋭い表現力を持つものはさらに稀だ。
僕は今でも時々に、そんな表現が現れていないかと下界を覗く。”

というようなことを言ったのはジェッド・マッケナです。(上記は要約)

言葉にできないものを言葉にすべく労を費やしてくれた方々に、そしてそれを集めたり翻訳したりして紹介して下さった(下さる)方々に、深い感謝を感じています。


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